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ぱんだの喘息日記

ぱんだの喘息日記

抜け道

私のいた小児科の病棟には緊急時の非常階段?というより地下牢への道と言っても過言ではないような小さな抜け道があった。
小児科病棟は、全ての疾患が混合で基本的に小学生以上は付き添い不可。
例え、骨折で手術でも、その時間だけ。
面会は16時~19時。
学童では大きな子が小さな子の面倒を見るといった光景。
おやつは15時と20時。
だけど…普通に、お菓子が食べたかったりもするし、目の前には、ケンタッキー。
長くなれば長くなる程、食べたくなる。
勿論、こっそり親に持って来て貰ったりもしたけど、自分で買ったりしたくなるんだよね。
売店とかも行けないし…
抜け出すのは、看護師さん達のご飯に入る18時過ぎ!
ご飯の量を聞きに来たらチャンス!
パジャマの上に、パーカーを着て、靴は入り口だから、スリッパのまま。
行くのは勿論、おっきい子部隊と足が早い子(^^)
そそくさと買い出しに行く。
下から手を振って、上から手を振られ~
買うだけ買って、病室に戻る。
勿論、階段の上り下りだから発作は起きる。
そこで、戻る頃に吸入を用意しておくのが、ちびっ子達の役目。
そして、交互にタッピングを始める。
他の疾患の子まで『痰出しな』なんて始まって。
そんなバタバタで、必ず誰かが笑いだす。
そうすると止まらない。
そして、皆、発作が起きて…
そこに先生や看護師さんが来ると
『笑ったから出たの~』と大威張り!
何の疑いもなく呆れられて『お前ら夜中、それ以上悪くなんなよ(--メ)』
と言われつつ、夜の準備も万端(^^)v
良くなって日中はとれても夜間は私が毎日プロタノールの持続吸入を使用していたので、ドアを閉めて部屋に充満させて皆、改善。
すっごいセコイ事してましたね~(笑)
最後には、バレて鍵かけられちゃったんだけど(;^_^A


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